ビットコインとリップル

ビットコインとリップル

人気No.1のビットコインとGoogleが出資したリップルが生まれた背景

ビットコインは、Satoshi Nakamotoという謎の人物による『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P 電子キャッシュシステム)』という論文を元に、有志により集まったエンジニア達により作られました。Satoshi Nakamotoというのは匿名で未だにどこの誰かは明らかになっていません。

一方、Googleをはじめ、シリコンバレーのそうそうたるベンチャーキャピタルがこぞって投資しているリップルの生い立ちは明確になっています。シリコンバレーで生まれた開発元のOpenCoinはビットコインの欠点を解決したものとしてリップルを開発しました。リップルは、仮想通貨というよりは、オープンソースの支払決済プロトコルです。よって、対価分のリップルを使って、円やドル、そしてビットコインのやり取りが可能です。

 

リップルについて説明したビデオ(英語)

 

ビットコインの欠点とはトランザクション(取引)が正当なものであるかどうかの確認に時間がかかりすぎるという点です。このことによって、不正な取引ができなくなっているのですが、確認のプロセスに10分程度かかります。それに比べてリップルはビットコインと同様のセキュリティを担保しながら、1分以内で確認作業が完了します。現在は圧倒的にビットコインを使える店のほうが多いのですが、店頭で取引完了まで10分かかるビットコインに比べて1分で終わるリップル、これからどちらの利用店が増えてくるか面白いところです。

 

ビットコインとリップルの違い

ビットコインの仕組みは、金やダイヤモンドのように、採掘できる総量に限界が設定されています。上限は2100万枚となっています。日本円における全銀協システムが1万分の1を最小の単位としているのに対し、ビットコインの場合は100万分の1を最小の単位にしています。ビットコインのほうが100倍細かい単位で取引できるということですが、2016年2月現在1ビットコイン約4万7千円なので、最小単位としては5倍程度のちがいでほぼ同じということになります。

ビットコインの2100万枚に対して、リップルの上限は1,000億枚です。ビットコインが、マイニングという作業で少しずつ2100万枚に近づいて行くのに対して、リップルはもうすでに1,000億枚が存在していて、取引によるトランザクションでリップルが使われる度に、リップルが減少していくという設計になっています。

 

現時点ではどちらが良いか、どちらが生き残るのかということは誰にもわかりません。人によっては、謎のカリスマが作ったビットコインとGoogleなどが出資して作ったリップルを、iPhoneとAndroidに例えたりするように、それぞれが持ち味を活かして生き残っていくのかもしれません。いずれにしても百聞は一見にしかずといわれるように、実際に使ってみないとわからないことだと思います。

 

色々なところで入手することができますが、一例を下記にご紹介します。

ビットコインを入手するには、Zaif https://zaif.jp/

リップルを入手できるところ Ripple Coin Japan https://ripplecoin.jp.net/

 

セブンアーチザンでは、インターネットビジネスの立場から、今後もフィンテックについてフォローしてまいります。

 

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