光回線再利用とは、コラボ光から独自回線、もしくは独自回線からコラボ光に乗り換える際に、これまで利用していた光回線をそのまま利用してサービスの切り替えを行う「光回線の乗り換え方法」のことです*1。
光回線再利用で乗り換えれば、既存の光回線の撤去工事が不要になります。
また、既に宅内まで引き込まれている光回線をそのまま利用するので、工事に掛かる時間も短縮されるでしょう。
これまでよりずっと光回線の乗り換えが簡単(手間が少なく)になりました。
- 光回線再利用なら撤去工事なしでコラボ光と独自回線の乗り換えができる
- 申し込みから乗り換え完了までがスピーディーに
- ただし、光回線再利用は一戸建てのみが対象
- すべてのコラボ光と独自回線が光回線再利用できるわけではない
- 事業者によって受付方法が異なるので注意しましょう
独自回線のことを「シェアドアクセス回線」、独自回線事業者のことを「シェアドアクセス事業者」ともいいます。
光回線再利用とは?撤去工事なしで既設の光回線そのままで乗り換えが可能
NTTの光回線(フレッツ光やコラボ光)同士の乗り換え(転用や事業者変更)であれば、これまでも既設の光回線そのままで乗り換えができていました。
ただし、フレッツ光やコラボ光から、auひかりやNURO光といった独自回線へ乗り換える場合(もしくはその逆の場合も)、既設の光回線の撤去はもちろんのこと、新たに利用する光回線を改めて引き込み直さないといけませんでした。
新しく始まった「光回線再利用」というスキームにより「回線の撤去」と「新たに引き直し」の2つの工事が不要になったのです。

- 既存の光回線を撤去する
- 新しく光回線を引き直す
※自宅の配管に余裕があれば、上記の順番は逆でも可能。

- 既存の光回線をそのまま使うので、宅内の機器交換のみ行う
コラボ光と独自回線の乗り換えが簡略化される(工事の立ち会いが1回で済む)ため、光回線の乗り換えが気軽にできるようになりました。
なお、現時点で光回線再利用が利用できるのは一戸建て(ファミリータイプ)で契約している人のみです*2。
マンションタイプで契約している人は、光回線再利用が利用できませんので注意してください。
光回線再利用の手順を解説!工事の立ち会いは必要です
光回線再利用による、乗り換え方法と手順は以下のとおりです。
- 既存の光回線事業者に連絡をして承諾番号を発行する
- 乗り換え先の光回線に「光回線再利用」で申し込みをする
- 切り替え工事日が決まる
- 切り替え工事を行う(立ち会い必須)
既存の光回線事業者に連絡をして承諾番号を発行する
乗り換え先の光回線が決まったら、今使っている光回線事業者に連絡をして「光回線再利用承諾番号」を発行してもらいます。
専用の窓口が設けられていない場合は、解約窓口に連絡してください。
光回線承諾番号の有効期限は15日間ですので、発行後はなるべく早めに乗り換え先に申し込みましょう。
弊社システムによる有効期限は、NTT東日本より各事業者さまへの発行日から15日間となります
NTT東日本フレッツ光公式「光回線再利用のお手続き」
乗り換え先の光回線に「光回線再利用」で申し込みをする
光回線再利用承諾番号を発行したら、乗り換え先の光回線を申し込みましょう。
事業者によっては、光回線再利用専用の申し込み窓口を用意している場合があります。
切り替え工事日が決まる
光回線の切り替え工事を行う日程が決まります。
切り替え工事を行う(立ち会い必須)
切り替え工事を行うので、必ず立ち会ってください。
新しい光回線用の機器(ONU)が設置されたら、工事完了です。
工事が完了すると、これまで利用していた光回線は自動的に解約となります。
以上で、光回線再利用による光回線の乗り換えは完了です。
利用者にとっては直接関係ありませんが、宅内に引き込まれている光回線の先の、各事業者と設備されている光回線(所外SP)の切り替え工事*3も同時に行われます。
光回線再利用に対応している事業者の一覧!独自回線はauひかりとNURO光のみ
2025年4月時点で光回線再利用に対応している事業者を一覧で紹介します。
すべての事業者が対応しているわけではないので注意してください。
光回線再利用に対応している独自回線はauひかりとNURO光のみ
- auひかり
- NURO光
参照元:NTT西日本「光回線再利用とは」
光回線再利用に対応している独自回線は、auひかりとNURO光の2社のみです。
コミュファ光、eo光、メガエッグ、ピカラ光、BBIQは現時点では非対応ですので注意しましょう。
光回線再利用に対応しているコラボ光の一覧!フレッツ光・ドコモ光・ソフトバンク光は非対応
- ビッグローブ光
- Marubeni光
- U-NEXT光
- エディオンネット
- DTI光
- OCN光(法人向けのみ)
- andline光
- インボイス光
- TG光
- ナカヨ光
- オフィス光119
- ネスクかがやき
- メディアひかり
- mediaひかり
- ロジック光
- B-Line光
- WANSTA
- MAXネット光
- LBY光
- Infal光
- YGひかり
- SAKURA-NET光
- Tiki光コラボ
- モバイルクン光
- JET光
- Q&A光
- ひかりゆいまーる
- SIS光(SPEEDIA光)
- 光JAPAN
- ちゃんぷる光セット
- ハクト光
- ルース光
- Tram光
- IWATSUひかり
- ネクシス光
- おてがる光
- アットアイ光
- カムイ光
- コーラルネット光
- Mola光
- つばめ光
- 文尚堂光
- Master光
- コネクト光
- MITunion光
- 3Sひかり
- みにまるnet
- 明成ひかり
- enひかり
- NTTナショナル光
- value光
- Leao光
- BBIQライト 他
参照元:NTT西日本「光回線再利用とは」
上記のとおり、コラボ光の最大手であるドコモ光やソフトバンク光だけでなく、GMOとくとくBB光や楽天ひかり、So-net光といった人気の光回線は、光回線再利用が非対応となっています。
また、NTT回線の大元であるフレッツ光も、光回線再利用に対応していないことに注意しましょう。
なお、光回線再利用の手続きは事業者によって異なる点が多少あります。
光回線再利用での乗り換えについて詳しく知りたい人は、各社のHPで確認するか、カスタマーサポートまで問い合わせてください。
情報参照元
質問・相談の一覧
質問・相談の一覧 (2件)
光回線再利用について、ドコモ光は非対応とのことですが、フレッツの事業者一覧にはNTTコミュニケーションズと記載がありました。
よろしければドコモ光が非対応とする理由とソースを教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。
ドコモ光が非対応としているソースはこちらです。
https://flets-w.com/collabo/sairiyou/
対応している光コラボ光事業者の一覧に「NTTドコモ」はありません。
NTTコミュニケーションズが対応しているのは確かですが、これは「法人向けのOCN光」限定の話です。
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/info/announce/2025/0226.html
NTTコミュニケーションズ(OCN光)とNTTドコモ(ドコモ光)はあくまでも別会社・別商材です。
とはいえ、これは現時点での話なので、ゆくゆくは対応することになるとは思います。
なお、ドコモ光が非対応の理由まではこちらではわかりかねますので、直接ドコモさんへお伺い願います。
こちらの情報でいかがでしょうか?