ニューラルネットとディープラーニング

ニューラルネットとディープラーニング

インターネット誕生以来の画期的な出来事

ディープラーニング(深層学習)という言葉を聞いたことがある方は少なく無いと思います。ディープラーニングの分野で起こった進歩は、コンピュータの世界では、インターネットができた時以来の大きな革新的出来事と言われています。

これまでコンピュータに何かをさせようと思ったら、人間が命令を出す必要がありました。この文章を書いている私もキーボードを使って文字を入力しているのですが、これもコンピュータに命令を出し続けているという作業をしています。どういう内容にするかということを頭で考えた後はひたすらそれをテキストデータにするためにキーボードを打ち続けています。読者の皆さんも仕事中あるいはプライベートでPCやスマートフォンを使っているときは、多くの時間を命令を与えるのに使っているはずです。

ディープラーニングでは人間が命令を与えることはせず、コンピュータが自分で学習していくのです。それが結果を出したことが革新的な出来事ということです。

 

ニューラルネットワークとディープラーニング

 

「Googleの猫」というのが ディープラーニングの成果として有名ですが、いったいどういうことなのでしょうか。そのプロセスについて解説してみます。

Googleは1万6千個のCPUを10億個以上のシナプス(=人間の神経を模した接続)でつなぎました。そのシステムは人間の神経組織に似ているのでニューラルネットワークと呼ばれています。そしてそのニューラルネットワークに、YouTube上にある動画を無作為に1000万本読み込ませたのです。その結果そのニューラルネットワークはディスプレイ上に猫の画像を表示したのです。それが「Googleの猫」です。

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なぜ猫だったのかというのは謎ですが、おそらく映像の中に猫が多く含まれていたのだろうというのが一般的な見方です。

ニューラルネットワークが作られた背景は、『恐らく人間の脳はこうやって概念を作り上げているのでは』という仮説に基づいて、こうやってをコンピュータで作り上げましたが、それが人間のようにものを認識したというのは結果オーライであり、完全にその理屈は解明されていません。

 

ディープラーニングに必要な高性能な環境

 

莫大な処理能力を必要とするディープラーニングでは、通常のクラウドではパワー不足で学習に時間がかかってしまうという問題が浮上しています。

当社ではディープラーニングに最適化した高性能のシステムも提供することが可能です。IoTやビッグデータ利用にディープラーニングを使用される企業や研究機関の皆様に快適な環境をご提供します。

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